いざ西安 その8  風俗くん

突撃!となりの赤線地帯

ポン引きに連れて行かれたのは、
突撃して、晩御飯をご馳走になるような
アットホームな場所ではなかった。

そこは
スウィートホームだった。
f0161151_18503983.jpg


ここは
西安の路地裏
f0161151_18584349.jpg


を、さらに進み、

路地裏の路地裏

そこかしこしこに目つきの鋭い男たちがたむろしている

決して治安が良いとはいえない場所。

もちろん街灯などない。

真っ暗だ。

「暗い!もっと光を」

と言ったのはジャコウ。

「わーん!くらいよーせまいよー怖いよー!」

と言ったのは面堂終太郎。

もはや、そんなパロディで

自分を誤魔化せる状態ではなかった。

シャモジを持ったヨネスケなど出てくるはずはなかった。

この時、私に、ある確信めいた映像シーンが浮かんだ。

そう、鬼才市川崑によって描かれたあの有名なシーン

f0161151_19251256.jpg

であった。

こわい、殺される。

中国に来て初めてそう感じた。

そして、

部屋に通された。
f0161151_19321295.jpg


充満する酸っぱい空気

もはや柄になっている壁のシミ

弾力性のかけらさへ失ったベット

何もかもが

恐ろしく

私を萎えさせた

帰ろうとする私の前に立ちはだかる

ポン引きのオバサン。

そうだ!大学生シャオチエ(小姐)が来るじゃないか!

何度も何度も自分にそう言い聞かせた。

およそ私がそうであるように、世の男性諸君たちも好きであろう

そう、あの風俗の待合室で待っている感覚

快感を伴うくらいの緊張感期待感

誤魔化せた。

この時の私の理性を誤魔化せられるのはそれ以外になかった

ドキドキ

ドキドキ

だいぶ待った

一人この酸っぱい部屋で

妄想しながら、待った。

そして、

「你好(ニーハオ)」

へっ・・・

およそ私がそうであるように、世の男性諸君たちも経験あるであろう

そうあの時の絶望感

“やっぱり2000円ケチらないで指名すればよかった”

とは何度となく経験したはず。

とは言うものの

男はただの獣

暗い部屋なら顔なんて・・・

はい。懺悔します。

私はただのエロスケベ恥知らずの日本人です。

そのピグモン風の化け物でもなんでも・・・

私は・・・

ひとつ上野おとこになりました。

f0161151_1952461.jpg


身の危険もなく
帰り道に就けた私は、
ラン、ランララ、ランランラン、ランランラララ~♪
ナウシカの鎮魂歌を口ずさみ、
ブドウのパッケージのアイスを買った。

これで自分を慰めるか。

そのフルーティーなブドウの絵が描写された包装紙
f0161151_20213264.jpg

包装紙をとった瞬間、私の前に現れたのは、

f0161151_19585561.jpg


へっ・・・

ひとつ言い忘れていた。

私の最も嫌いな食べ物


干し葡萄(レーズン)だ!

(つづく)
この旅日記を最初から読む


≪次回予告≫
このままではホテルに帰れない!
穢れた私を癒してくれ~
切実な思い
乞う期待!

1日1回クリックお願いします。私の励みになりますので
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログへ
[PR]

by boukenou123 | 2008-05-14 20:22 | 西安  

<< いざ西安 その9  癒しの子猫之巻 いざ西安 その7 「18禁」 >>